新年のごあいさつ

小川 恵DH

今回メディカルトリートメントにのっとったリスクに基づくメインテナンスのあり方と、メインテナンスの自費化についてお話させていただくことになりました、つきやま歯科医院歯科衛生士の小川です。メインテナンスの自費化は、5年前MTMを導入した時と同じくらい覚悟のいることだったように思います。しかし、MTMにしてもメインテナンスの自費化にしても、それ自体が目的ではなく、真の健康利益を患者さんに提供するために必要な通過点であることを忘れてはなりません。

私のセッションではメインテナンスの自費化に向けてどのような準備をしてきたか、患者さんへどのようなインフォメーションをしたかを始めとし、それに対する実際の患者さんの反応やメインテナンス件数がどのように推移したかなどをお話ししたいと考えております。

メインテナンス担当患者数やアポイント状況を自身で把握することもプロフェッショナルとして大切な仕事の一つですし、中心になってインフォメーションを行うのも、実際にメインテナンスを行うのも歯科衛生士です。メインテナンスを自費化して、まだ日が浅いのですが、今できる精一杯のことをお話ししたいと考えておりますため、できるだけ多くの歯科衛生士のみなさんに参加していただければ幸いです。

築山鉄平先生

新年あけましておめでとうございます。昨年中は並々ならぬご厚情を賜り、厚く御礼申し上げます。本年も昨年同様、ご指導の程よろしくお願いいたします。

早いものでPHIJが2007年海外研修として産声をあげてから今年で早10年が経過致しました。2013年にPHIJベーシックコースの主宰を熊谷先生、宮本先生からご依頼いただき3年間精一杯多くの先生方や歯科衛生士の皆様に少しでも利益になるようにという気持ちで取り組んでまいりましたが、今後は同窓の歯科医院の皆様とより連携を強めてともに切磋琢磨できればと思っております。

特にPHIJ歯科医院同士の症例発表会なども計画して、同じ志を持つ歯科医師や歯科衛生士のレベルアップにつながれば幸いです。2017年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。さて来る4月8、9日にPHIJ10周年記念講演会が開催されることは皆様ご存知のことかと思いますが、ぜひ皆様のカレンダーにマークをつけていただきたいと存じます。

初日、午前中は熊谷崇先生から「これまでの歩みとこれからの歯科医療」を20-30年先を見据えて未来志向の歯科医療を展望していただき、そのキーパーソンとなる歯科衛生士を代表して小川恵(つきやま歯科医院)が登壇する予定です。

午後から、Dr. Scheyerにデジタルワークフローや再生因子を用いた歯周再生医療を中心に歯周病学とインプラント学の最新テクノロジーをお話しいただきます。クレイトン大学歯周病科主任教授の宮本貴成先生から「価値の創造におけるシナジーの意義と役割」としてチーム医療の未来像をお話しいただきます。そして初日最後に築山鉄平よりそれを具現化するために取り組んでいる歯科医院の戦略をお話しいただく予定です。

今回は企業特別展示で歯科関連会社以外では全日空(ANA)にもご参加いただきます。なんで全日空が企業展示に? !と思われる方もいらっしゃると思いますが、ぜひご参加して新しい空間ビジネスの形をご覧になっていただければと思います。

2日目、午前中は本大会のメインスピーカーDr. Michael McGuireから「一生涯のための歯:治療決定のためのリスクアセスメントと予後のインパクト」と題し、天然歯周組織保存の重要性はもちろん、それを実現するための科学的根拠に基づく治療計画、手技、材料選択、またインターディシプリナリーアプローチに関してご講演いただきます。2016年AAP年次大会のジェネラルセッションでの圧倒的な講演を彷彿とさせるような内容になっています。

午後は放射線専門医のDouglas Benn教授にご登壇いただきます。Prof. Bennはフロリダ大学歯学部の顎顔面放射線学の名誉教授で、現在はクレイトン大学の顎顔面放射線学の教授をつとめられています。Journal of International Association of Dental and Maxillofacial Radiologyの前編集長(Editor-In-Chief)で、現在はNIH(アメリカ国立衛生研究所)で顔面画像処理部門のレビューワーの要職に就いてらっしゃいます。GPと専門医連携における放射線専門医の役割をお話しいただく予定です。

クレイトン大学歯学部歯周病科主任教授の宮本貴成先生、つきやま歯科医院の築山鉄平先生から顎顔面領域CTスクリーニングを実際行っている実績と経験をもとにその価値と意義をお話しいただく予定です。

最後に本年度が皆様にとって実り豊かな幸深い年になりますよう心より祈念申し上げます。4月に皆様とお会いできるのを楽しみにしています。

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