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2010 ヒューストン オマハコース【終了】

スケジュール

全日程10日(東京2日、ヒューストン5日、オマハ3日)で行われる。

1日目(東京)

東京においての二日間はAstra本社にて行われる。プログラム内容は基本的なインプラント治療の講義と基礎的な手技を学ぶハンズオンコース(顎模型上)である。25名の受講生が5つのグループ(各グループ5名)に別れる。このグループはコース全日程を通して共に学ぶグループとなる。各グループはチームとして働き、リーダーは仕事量がメンバー間で均等になるようにすることが望まれる。

全コース日程を通して、グループプレゼンテーション、論文抄読、論文書き、技工作業等があるため、各グループはリーダーを決め、先の6ヶ月間互いに連絡が取れるように連絡先を交換しておく必要がある。認定を受けるためには最低75%の評価を得る必要がある。

AM9:00 MKM, TK, TM
コース概略、expectation、課題配布
AM9:30-11:00 MKM
講義1:歯科用インプラントについてのイントロダクション
“What is implant?” インプラントの歴史, 生物学, Osseointegration and etc
AM11:00-11:15
休憩
AM11:15-12:30 TM
インプラントための基礎的診査(口腔内診査、X線診査、CT診査)
既往歴への配慮、滅菌技術について
12:30-PM1:30
昼食
PM1:30-3:15 MKM
抜歯窩の準備、増大
インプラントのパーツ、構成品
インプラント埋入
PM3:15-3:30
休憩
PM3:30-5:00 MKM
単冠のインプラントのプロビジョナル
印象テクニック
メインテナンス

2日目(東京)

AM8:30-11:30 TM, MKM
ハンズオン
抜歯窩保護/増大
ドリリング、インプラント埋入
アバットメント装着
プロビジョナル製作
インプラントの印象採得
AM11:30-12:00 TM
チーム課題及び個人課題に対する質疑応答
PM1:30-4:45
講義2:エステティックゾーンへのAstraインプラントシステムの適用
1:30-1:45 TM
イントロダクション
1:45-2:45 Dr.二階堂
特別講義、Astraインプラントシステムについて
2:45-4:45 MKM
エステティックゾーンへのAstraインプラントシステムの適用

ヒューストン講習までの課題

グループ課題

ケースプレゼンテーション: 各受講生は3例のインプラントケース(臼歯部2例、前歯部1例)を探し、治療計画をたてる。ヒューストンで各グループの代表ケースについて20分ずつのPower Pointによるプレゼンテーションを行う。

トピックプレゼンテーション: 各グループ以下の臨床的歯周病学及びインプラントに関するトピックについて、ヒューストンで20分ずつのPower Pointによるプレゼンテーションを行う。

  • Group1:オッセオインテグレーションの生物学、メカニズムについて
  • Group2:インプラントの永続性について、どれぐらいの期間インプラントは機能するのか
  • Group3:歯周疾患を持つ患者にインプラントを用いることができるか なぜ良いのかもしくはなぜ悪いのか
  • Group4:インプラントのリスクファクターについて、私達は今日何がわかっているのか
  • Group5:インプラントに角化歯肉は必要か、必要ならばどの程度必要か

個人課題

論文抄読:各受講生に10本の論文を配布。論文毎に200字以内でまとめ、ヒューストンにて10本分の要旨を提出する。

実技課題:各受講生はAstraインプラントシステムを購入し、3つのインプラント適応ケースを見つけ、治療計画(臼歯部2ヶ所、前歯部1ヶ所)をたてる。

3日目(ヒューストン)

AM8:00-8:30 MKM, ETS, TM (and TK if present)
歓迎の辞
イントロダクション及びコース概略、expectation、課題提出
AM8:30-10:00 TM
講義3:歯周病病因の基礎
組織学、分子生物学;プラークに含まれる病原因子と口腔疾患を引き起こす機序、口腔免疫学、炎症。目的は歯周病が歯周病病因によって引き起こされる炎症疾患であるとう新しい概念を理解することである。
AM10:00-10:30
休憩
AM10:30-12:00 MKM
講義4:包括的歯周病検査(MKM, 15分)、口腔内カメラ、PHIJ図表化システム。予後、危険因子、結果評価、審美評価、のためのPHIJコンピュータソフトウェアパッケージ(TM, 45分)。咬合の原則(ETS, 30分)
12:00-PM1:00
昼食
PM1:00-2:30
講義5:ハンズオン:包括的歯周組織検査、デジタル写真、口腔内カメラ、PHIJ図表化システム。予後、危険因子、結果、評価、審美評価、および咬合の原則のためのPHIJコンピュータソフトウェアパッケージ。
PM2:30-3:00
休憩
PM3:00-4:00 TM
講義6:治療計画の立案。Evidence based dentistry。専門科連携によるアプローチ、歯内病変、矯正治療の考慮。
PM4:00-5:00 MKM, ETS
講義7:非外科的歯周治療。再評価。抗生物質、薬物療法。
PM5:00-5:30
グループディスカッション

4日目(ヒューストン)

AM8:00-10:00
ハンズオン: 非外科的歯周治療。(スケーリングとルートプレーニングをグループ内でパートナーを組み行う。)各受講生は各々が使う器具を持ってくる。
AM10:00-10:30
休憩
AM10:30-12:00 MKM, ETS
講義8:歯周外科① 切除療法、臨床的歯冠長延長術 Why, When and How.
12:00-PM1:00
昼食
PM1:00-2:30 MKM, ETS
ライブサージェリー: 切除療法と臨床的歯冠長延長術。
PM2:30-3:00
休憩
PM3:00-4:00 MKM, ETS
講義9:抜歯とソケットプリザベーション

5日目(ヒューストン)

AM8:00-9:00 MKM, ETS
講義10:歯周外科② 歯肉歯槽粘膜形成手術、付着歯肉、遊離歯肉移植術
AM9:00-10:30 MKM, ETS
ライブサージェリー:遊離歯肉移植術
AM10:30-11:00
休憩
AM11:00-12:00 MKM, ETS
講義11:インプラント治療の基礎、3月13日のアストラでのコースの復習
12:00-PM1:00
昼食
PM1:00-2:30 MKM, ETS
講義12:インプラント講義の続き
PM2:30-3:00
休憩
PM3:00-4:30 MKM, ETS
ライブサージェリー:基礎的なインプラント手術
PM4:30-5:00
グループディスカッション

6日目(ヒューストン)

AM8:00-10:30
グループケース討論: グループ内にてメンバー間で各々のインプラントケースについて討論する。インストラクターが各ケースについて意見する。
グループ課題プレゼンテーション: 各グループより20分ずつのPower Pointプレゼンテーション
AM10:30-11:00
休憩
AM11:00-12:00 MKM, ETS
講義14:インプラント歯科学での3D分析の重要性
12:00-PM1:00
昼食
PM1:00-2:00
ハンズオン:コンピューターを利用したインプラント治療計画(Sirona)
PM2:00-2:30
休憩
PM2:30-3:00
二班にわけてImagDent を訪れ、スキャンを見学する。
PM3:00-4:30 TK、MKM、ETS
グループディスカッション 論文抄読について

7日目(ヒューストン)

AM8:00-10:00
講義15:インプラント支持補綴、CAD/CAMシステム(Sirona)
AM10:00-10:30
休憩
AM10:30-12:00 MKM、ETS
講義16:インプラント支持補綴とコンピューターを用いたガイドの製作
12:00-PM1:00
昼食
PM1:00- MKM、ETS
ハンズオン:インプラント治療に用いるプロビジョナル
PM2:45-3:00
休憩
PM3:00-4:00 ETS、MKM
講義17:ペリオ・インプラントのメインテナンスについて、医院経営について
閉会の辞

オマハ講習までの課題

グループ課題

トピックプレゼンテーション: インプラントに関するトピックを各グループに配布。オマハで各グループ20分ずつのPower Pointによるプレゼンテーションを行う。

個人課題

論文抄読: 各受講生に10本の論文を配布。論文毎に200字以内でまとめ、オマハで10本分の要旨を提出する。更に、各受講生はNetters の”Anatomy Book”のインプラントに関連する章を読んでおく。この本よりオマハでのコース期間中に10問の多肢選択式のクイズが出題される。

実技課題: 受講生はヒューストンで討論した治療計画を基に3ケースのインプラント手術を行う。オマハにてプレゼンテーションを行うため全てのデータを記録しておくことが必要である。3ケースの記録をCD-Rに保存し、日吉歯科診療所に送付すること。講師陣がそれらの評価を行う。リクエストがあれば、受講生の医院にて実際に患者さんを呼び、一日のインプラントハンズオンコースを行う。講師宮本及び中山をインストラクターとしてスケジュール次第で選択する事ができる。詳しくはSAT事務局にE-mailにて確認をすること。

8日目(オマハ)

AM9:00-9:30 TM
イントロダクション、コース概略、expectation、課題提出、クイズ
AM9:30-12:00 NN
講義18: インプラント埋入と骨移植に関連する解剖
12:00-PM1:00
昼食
PM1:00-2:30 Hess
講義19:ペリオ・インプラント治療時に留意すべき口腔病理
PM2:30-2:45
休憩
PM2:45-4:30 Benn
講義20:CTの評価について
PM4:30-
グループディスカッション

9日目(オマハ)

AM8:00-9:00
検体のCT像の評価
AM9:00-16:00
インプラント学、解剖実習コース:歯周病専門医5名と解剖学者1名と共に実習室にて検体を用いて行う。
10日目 9月20日(月)
インプラント学、解剖実習コース:歯周病専門医5名と解剖学者1名と共に実習室にて検体を用いて行う。

10日目(オマハ)

AM9:00-12:00
グループプレゼンテーション:グループーリーダーはグループ内からインプラントケースを発表する一名を選ぶ。各グループインプラントケース発表と課題プレゼンテーションを行う。クレイトン大学歯学部学生も聴講。
12:00-PM1:00
昼食
夕方:認定式
受講者はPHIJ及びCreighton Universityから認定を受けるために最低75%の評価を得る必要がある。
評価は以下の基準で行われる。
出席 30%
グループプレゼンテーション 20%
課題(論文要旨) 20%
インプラントケース報告 20%
クイズ10%

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