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和久田治美

2016年9月8日から15日まで6泊8日間のサンディエゴ研修に参加させていただいて、まずは築山鉄平先生に絶大な感謝をさせていただきたいと思います。このような貴重な経験をする事ができ本当に有難うございました。

今回のサンディエゴ研修で私が感じた事は、過去、現在、そして未来。

AAP2016の初日のGeneral Sessionでは再生療法と3Dプリンティング。

近未来の話でした。二日目、三日目のGSは30年にわたるオステオインテグレーション、歯周外科の経緯で過去から現在に至るまでの話、そして二日目の午後はWhat’s NextというテーマでDr. McGuireやDr. Yosieから歯周領域での再生療法の話ともう少しで手の届きそうな未来の話でした。(いつもがどのようなものかわかりませんが、)今回のAAPのプログラム構成が過去から未来へとうまくまとめられていたと感じました。

今回のAAPは日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会のコラボのため日本からの参加も多く、多くの日本の歯科医師も刺激を受けたのではないでしょうか。

ただ、おそらく多くの日本人が英語に堪能なわけではなく、より多くを理解するために日本人も多かったことから同時通訳のサービスがあったら良かったと思いました。

Dr. Takeiからは豊富な経験に基づき、これからの歯科医師としての立ち位置をどうすればいいかと今更ながら考えさせられました。巨匠にして「手術の前日は眠れない」と謙虚な診療姿勢にただただ頭が下がる思いです。

Dr. Takeiからは“The Critical Mass”の重要性についても学びました。日本の歯科医療のイノベーションを実現するためにも今回ご一緒させていただいた先生方と協力していきたいと思いましたし、また当院としてもスタッフとも目的を共有し力を合わせて成果をあげていきたいと思いました。

長年私たちを悩ませてきた虫歯や歯周病がカリオロジー、ペリオドントロジーの概念のもと、予防できる事がわかりました。そしてそれは日本でも十分とは言えませんが少しずつ浸透してきています。

今までの歯科治療の穴を埋めるかのようにインプラント治療が台頭し、インプラント治療ではperi-implantitisの問題がありますがその解決方法がAAPでも熱心に議論されていたように思います。

日本でも天然歯、インプラントに関わらず前歯部の審美に焦点が移ってきていることを感じていました。アメリカでも同じだと思いました。今は結合組織の移植が必須ですが、結合組織を採取することが大変でそこのところが解決できそうなことを今回感じ、期待したいと思います。

Pure Periodontics and Disease is not New

It may be “BACK TO THE FUTURE”

最後に

Dr. McGuire:素晴らしい業績に敬意をはらいます。偉大な先生のプレゼンを実際に聞くことができ、本当に幸せだと思います。

Dr. Miyamoto:今回のサンディエゴ研修にあたりいろいろをお世話してくださりありがとうございました。

ご参加の先生方:皆様のおかげでとても有意義で楽しい研修になりました。お顔は存じ上げていても、お話をしたことがなかった先生方もたくさんいらっしゃいましたが、今回いろいろとお話できてとても良かったと思います。これからもよろしくお願いいたします。

ヨシダの山路さん、名鉄観光の大洞さん:お世話になりありがとうございました。なんの不便もなく研修を終えることができました。

多くの若い先生方が海外に目を向け、新しい技術、知識を学び日本の歯科医療の発展のために尽力されることを期待して感想文を終わりたいと思います。ありがとうございました。

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