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中野稔也

今回PHIJ講師でもある築山先生よりお誘いいただき、参加させていただきました。PHIJベーシックコースの中でもインフォメーションがあり、興味をもっておりましたが一人で参加することに大きな不安を抱えておりました。しかし、一緒に参加された先生方はみなさん素晴らしい方々で、初対面である私にもたくさんのことを教えていただき、大変楽しい8日間を過ごさせていただきました。

個人的には2回目のAAPでしたが、前回は何を聞いていいのかわからず、ただ他の先生についていくだけで何を聞いたのかもわからない状態でした。今回の研修会では事前に注目のセッションも教えていただいていた為、興味のある話を聞くことができ、学会を最後まで楽しむことができました。

学会前日には Henry Takei先生と, UCLA のKerry Klokkevold先生の特別レクチャーを同時通訳付きで、学会終了後にはMcGuire先生のAAPでのご講演を同時通訳付きで復習できるといった、英語が苦手な私でも勉強できる環境を用意していただけました。ただ、学会に参加するというだけではなく、参加者が楽しく学会期間を過ごせるようにまた、勉強になるようにしっかりと企画された研修会であったと感じております。

今回参加させていただいて、学会自体での講演内容も大変勉強になりましたが、McGuire先生やシャイヤー先生といった世界の一流の歯科医師に触れ合う機会、そして一緒に参加された素晴らしい先生方との出会いが何より私にとって一番の収穫であったと思います。

学会期間中を通して、お世話いただいた宮本先生、築山先生、仲川先生、福田先生、そして名鉄観光の大洞さんには大変感謝しております。

次の機会にも、ぜひ参加したいと思える研修会でした。

木村明義

今回、海外の学会に初めて参加させていただきました。築山先生、宮本先生には特別講演やランチの時間にも貴重な時間を提供していただき、他にはない有意義な時間を過ごさせて頂きました。

Henry H. Takei先生、Perry Klokkevold先生にはこれまで起こってきた歯科医療の変革やそれに並んで裏付けさえれきた科学的根拠の歴史や内容を短い時間の中、端的に分かりやすくお伝えいただきました。Michael McGuire先生の講演を再度通訳して頂きましてより内容を深めることができました。私の中では、ただ当たり前のように知識として入ってきていた内容も、如何にして自分の知識として整理していくかまで教えていただいた気がします。

学会中も、各国の先生方、そして日本の先生方の講演を聞かせて頂き、そこでも、日本で活躍されている先生方との臨床の進め方のギャップもあるように感じました。歯周組織を保存するためにどうしたらいいかを日本の先生方は多く発表されていると思いました。僕らの臨床も毎日そこで迷っているような気がしますが、お国の事情や制度も、少なからず判断基準の裏側にはあるんだと思います。同じ考えのもので日々診療に向かう先生方と多くの話もでき、そういった部分でも先輩方の意見や考え方も大変勉強になりました。

乏しい英語力の中、知識と考え方のブラッシュアップできたかと思います。こういった機会の必要と歯科医療に携わる上では欠かせないものだとも感じましたし、今後のパラダイムシフトを自分自身でも感じていけるよう十分に研鑽していきます。また来年も参加してきたいと思います。ありがとうございました。

山根延仁

漠然とアメリカの学会に参加したい想いとPHIJのベーシックコースを受講してペリオの重要さと楽しさを再度認識し、また多くのOP医院の先生方と 共通の時間を過ごせると想い受講しました。

5月から英会話を習いに行ってましたが、たった数ヶ月のつき焼きではあまり英語は理解できませんでしたが、演者の話し方やスライド、雰囲気など大変勉強になりました。また、セッションによって国は違えど同じ歯科医などで多少理解できるのもありました。

個人的には、Van Dyke先生がお話されていた「細菌が先か炎症が先か」のセッションが事前にPHIJで学んでいた為興味深く聴講できました。

学会前には、Dr. Henry Takeiによる講演で1番大事な事はインプラントよりも天然の歯のほうだとおっしゃっていた事にhow toも確かに重要ですが、何より重要な事は医療哲学だと再度認識できました。学会後には、お忙しいDr. McGuireによる再生療法の未来について聴けて今後の歯科界を垣間見る事ができたよう気がしました。

また、学会のあとや合間にパーティーや食事会などでOP医院の先生方と話せた事が私にとって貴重な時間になりました。今後の進む道や哲学、そして自分のできなさを沢山学べた有意義な研修でした。同じ哲学をもつ皆さんと同じ空間にいて、素晴らしいサンディエゴの太陽に照らされた本当に素晴らしい1週間でした。

今回企画していただいた築山先生、宮本先生、仲川先生、福田先生、参加した全ての先生、名鉄観光の皆さん、お世話になりました。ありがとうございます、今後もよろしくお願い致します。

小玉尚伸

AAP参加は2014年!00回記念のサンフランシスコに次いで2回目となりました。サンディエゴ大会は1年前から個人的に参加することに決め、チケット、ホテルを用意していました。その後、PHIJで研修募集をすることを知り、またTakei先生の講義も聞けることから築山先生にわがままを言って、現地での講義、パーティーに参加させていただけることになりました。参加させていただいて大正解でした。

初日のTakei先生からは50年に及ぶ臨床から、Perioを理解して歯を保存することの重要性、インプラント周囲炎の問題、患者教育が重要ということを学びました。修復、やり直し、抜歯、インプラントの流れを食い止めバイオフィルムをよく理解する必要がある。また、審美治療においては腫れているところは触らずかつ歯周病になっているところのみルートプレーニングしないと歯周病は治せても審美的な問題を抱えてしまうため、選択的歯肉縁下のルートプレーニングが必要ということを教えていただきました.

Klokkevold 先生からは審美的インプラントの基本から臨床例までエビデンスに基づいたお話が聞けて理解が深まりました。

また、学会のランチミーティングの時に宮本先生がVan Dyke先生と一緒にいらっしゃり、細菌が先か・炎症が先かというお話をされていました。詳細については来年のボストン研修も企画されるようなので楽しみにしています。

今回は研修に個人参加したため、PHIJの先生方と深いお話をすることがあまりできなかったのですが、次の機会には行動を共にして親睦を深めたいと思いました。

最後に研修を企画していただいた築山先生、宮本先生、現地でお世話していただいた仲川先生、福田先生に感謝いたします。

畑慎太郎

様々な方々のご協力のもと、この研修を実現していただき感謝申し上げます。

特別研修としてDr. Henry Takei, Dr. Perry Klokkvoltの特別講演から始まり、築山先生の素晴らしいセッション、Dr. McGuireの圧倒的なプレゼンテーションに圧倒されたあっという間の1週間でした。

とりわけ、印象に残ったのがDr. Klokkvoltの言葉です。

「テクニックハイージー、タイセツナノハフィロソフィーネ」(日本語ではないので)

もちろんイージーに感じるくらいの圧倒的な知識と技術を兼ね備えての言葉でしょうが、診療室のフィロソフィーがしっかりと根付いる私たちPHIJにとって大変勇気づけられる言葉でした。参加された皆さまがたにとっても様々なトピックをインプットして、知識と技術のアップデートにつながることだと思います。

様々な講演を見聞きしたわけですが、心に残る講演とはただ知識や技術を駆使して症例を示しただけのものより、あるテーマに対して仮説を作り、エビデンスを示しながら展開していくストーリー性のあるものでしょう。そういった意味では数人の日本人スピーカーの中でも築山先生のスピーチは群を抜いていたように思います。

最後に現地で大変お世話にしていただいた名鉄観光の大洞さんに感謝申し上げます(全然ホラは吹かなかった)

松本ゆみ

築山先生、仲川先生、福田先生、ご一緒させていただいた先生方、そして大洞さん、研修では大変お世話になり、本当にありがとうございました。今回初めてAAPに参加して、様々な経験と沢山の刺激をいただきました。

McGuire先生、Scheyer先生、築山先生、Takei先生が学会の座長や演者で活躍され、さらに、そのセッションが立見の出る大盛況であったことを目の当たりにして、いかにPHIJの研修内容が歯科界の潮流の先端に立っているかを思い知らされました。そして、これを理解する為に、PHIJで世界スタンダードのペリオをベーシックから学べたことを大変ありがたく思いました。

今回の研修で、再生治療が今後期待出来る治療であり、ペリオ、エンドから歯科医療にパラダイムシフトが起こりつつあると感じました。そして、歯科医にとって、OPセミナーやPHIJで学んだ医療哲学がなおさら大切になってくると感じました。

夜のパーティーの席では、築山先生、宮本先生のお計らいでAAP会長、次期AAP会長と直接お話しする機会をお作りいただき得難い経験をさせていただきました。Van Dyke先生とはランチをご一緒させていただきました。先生は、私が卒後学んだ岡山大学歯学部歯周病学講座の恩師村山洋二先生と親好がおありになり、何度か岡山にお越し下さっています。お話し出来れば嬉しいと思っておりましたら、宮本先生が私をご紹介下さり、先生の通訳で、当時の来岡のこと、Van Dyke先生が昨年村山先生とお会いになられたことなどをお話しさせていただくことが出来、とても嬉しかったです。

開催地サンディエゴの景色や気候も素晴らしく、思い切って行って良かったと思いました。素晴らしい機会を用意して下さった先生方に感謝の気持ちで一杯です。

松本敏光

今回初めてAAPに参加させていただきました。都合により4日目からの参加になりたいへん残念でした。

内容は英語なので、よく理解できたとは言いがたいですが、雰囲気は味わうことができましたし、PHIJの方々と一緒に過ごせてとても楽しかったです。次回のボストンまでに英語力を上げて、またぜひ参加させていただきたいと思います。今回は貴重な機会を与えていただきありがとうございました。

川原博雄

2007年のスウェーデン・マルメ研修以来、毎年のようにSAT主催の海外研修に参加してきた。海外研修は、日本の大学を卒業し、日本の歯科医院で勤務し、日本で開業した私にとって、1次情報で世界を知ることができる、またとない機会である。

私たちは、誰のために、何のために歯科医療をするのか。目的意識と相手意識が、海外に出ると、どんどん研ぎ澄まされていくように感じる。また、我々の歯科医療の世界での立ち位置、次なるステージへの課題が明確になる。来年も、新たなる気づきのために参加したい。

今回の研修をサポートしていただいた全ての皆様に感謝いたします。

市野孝昌

今回初めてAAP国際学会に参加させて頂きました。サンディエゴの地域は日本の夏とは違い湿度もそれほど高くなく、300日以上は晴天で治安もアメリカの中で最も良く、とても過ごし易い環境で安心して研修に参加することができました。

AAP学会の前日にUCLAのHenry Takei先生、Perry Klokkevold先生から

前歯部の歯周組織を審美的に回復させるために必要な解剖学的構造を踏まえた歯周治療について講義がありました。Henry Takei先生からはインプラントや再生療法を行わずに、最小限低侵襲のコンセプトを含ませて前歯部の歯肉の形態が退縮することなく審美的に回復させる治療法について学びました。前歯部の唇側の骨幅はとても薄いため、いかに丁寧に扱うかスケーリングルートプレーニング、FOP、抜歯、インプラントを行う際にとても鍵となる部位であることを再認識できました。また非外科的なスケーリングルートプレーニングについて、時間をかけて歯肉の治癒の変化を観察しながら問題のある部位のみ歯周治療を行うことで、前歯部の歯肉の退縮も抑えられ歯間乳頭の形態を損なうことなく審美的に健康な歯肉を維持することができるとわかりました。

Perry Klokkevold先生からは前歯部の骨形態が凹状とならずに骨造成とインプラント埋入によって審美的に自然な歯列を再建できる症例を学びました。当院では骨造成、インプラントはまだ行っていないので、内容はあまり理解出来ませんでしたがインプラントによって前歯部を再建する場合リスクがあり専門医との連携が必要不可欠であることがわかりました。

今回のAAPは日本歯周病学会、臨床歯周病学会との合同開催で日本からは500人ほどの参加者が参加されました。築山先生から勧められたセッションを中心に受講しました。全て英語のため内容は理解することができませんでしたが会場の雰囲気と海外のDrの熱意が伝わりとても刺激となりました。また、マクガイヤー先生、シャイヤー先生のAAPにおける役割と偉大さを実感することもできました。

AAPの4日間の最後にマクガイヤー先生から今後の歯周再生治療の方向性について講義がありました。今後新たな研究として線維芽細胞を歯肉に注射して歯間部ブラックトライアングルの歯間乳頭を増殖させることで非外科的に審美的な形態に回復させる研究を紹介して頂きました。まだ実験段階であるが将来楽しみな治療法であると感じました。

研修期間中はサンディエゴのラテン系の陽気な雰囲気と気持ちよい天候に恵まれて同じ方向性を持ったもの同士で楽しく学ぶことができました。今回の経験を明日からの臨床に活かしていきたいと思います。

今回海外研修を企画して頂きました築山先生、宮本先生、マクガイヤー先生、シャイヤー先生、コーディネーターを務めて頂きました仲川先生、福田先生、サポートして頂きました名鉄観光の清田さん、大洞さんには大変感謝しております。本当にありがとうございました。

熊谷昌大

9/10~13日にかけて、アメリカのサンディエゴでアメリカ歯周病学会(AAP)が開催されました。PHIJのメンバーとして初めての学会参加でしたが、四日間どのセッションも魅力的で充実した内容でした。一流と呼ばれる海外から集まったスピーカー達の発表する姿勢やスライドの流れなど、直接参加しなければわからないようなことも感じ取れた充実した研修だったと感じます。

さらに今回の海外研修にはPHIJの特別講演が準備されており、AAP学会の前日と最終日に世界のトップを走る講師(Dr. Henry Takei /Dr. Kerry Klokkevold /Dr. McGuire /Dr. Todd Scheyer)を独占した環境で学ぶこともできました。特に心に残ったのは、Dr. Henry Takeiの講義で、50年間の歯周病学の歴史を振り返り現在何が起きているか考えさせられる内容でした。彼は今回の特別講義やAAP学会に参加する前に私たちは理解しておかなければいけないことがあると強く話していました。それは、50年間の歴史を振り返ると1965-1985におけるバイオフィルム時代、1975-現在のエステティック、1985-現在のオッセオインテグレーションの発見発展、再生治療など様々なことが起こってきました。これらの歴史から考えられることは、『私たち歯科医師は何かをやりたがる!』ということだった。抜歯や虫歯治療がメインの時代からバイオフィルムのメカニズムが解明され、虫歯予防が可能になると、歯科医師は何かをしたがるため、審美歯科に手を出し始めたり、オッセオインテグレーションの発見から、インプラント治療の分野が拡大されたりとこれらの治療は今日も続いています。これらの歴史は素晴らしいものだが、使い方を間違えれば大きな問題にもなり得るもので、もしかしたら必要性のないケースにも我々は手を出してきたのかもしれないと懸念するように説明してくれました。このような時代の流れの中、Dr. Miyamoto /Dr. Kumagaiにおける「Compliance as a prognostic indicator Part1、2」など日吉歯科診療所が示しているデータは本当に価値のあり、この論文は必ず読むべきで、私の学生たちには必ず読んでもらい考えてもらうものである。本来の歯科医療とは、健康な口腔内を維持するために手助けすることで、天然歯が本来あるべき重要であるものであることを忘れてはいけない。これからの未来、歯科界はどのように変化していくかはまだ分からない、もしかしたら過去の治療方法がまた注目されていくかもしれないし、そうじゃないかもしれない。ただ私たち歯科医師は、基本に忠実に考え続けることが大切で、これらのことを踏まえて、私たちのこれからの講義とAAP学会を楽しんでほしいと話してくれました。50年間歯科界でトップを走ってきた先生が、このように説明してくれたことは自分自身にとって心に残ったレクチャーの一つになりました。